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総合サービス
部門を知ろう
UAゼンセンは現在、組合員数約186万5,000人、約2,200組合で構成されています。
日本最大であるだけでなく、あらゆる業種や働き方の労働者が結集した産業別労働組合です。
UAゼンセンは現在、組合員数約186万5,000人、約2,200組合で構成されています。
日本最大であるだけでなく、あらゆる業種や働き方の労働者が結集した産業別労働組合です。
総合サービス部門がUAゼンセンとともに10周年を迎え、この度記念誌を発行されますこと、心よりお慶び申し上げます。
貴部門は、「産業・業種」「働き方」「企業・組合規模」の多様性を併せ持つ、まさにUAゼンセンの縮図のような部門ですが、お互いの実情や相違点について相互理解を深めながら、「顔合わせ」「心合わせ」「力合わせ」を着実に進めてこられました。10年の歳月を積み重ねる中で、総合サービス部門に集う仲間としての意識と活動を高めてこられた歴代部門役員の皆さん、そして部門所属各組合の皆さんに改めて敬意を表します。また、部門所属組合の皆さんには、UAゼンセン全体の運動、都道府県支部の活動にも大変ご理解・ご協力を頂き、多くの分野で重要な役割を担って頂いています。
この点についても、UAゼンセンを代表し厚く感謝申し上げます。
この10年間において、最も大きなトピックはやはり2年以上にわたった新型コロナ禍による各産業・業種への打撃であったと思います。ホテル・レジャー・飲食業など、日々多くの顧客に来店頂く事によって成り立つ業種の皆さんは、事業存続にも関わる重大な影響を受けました。また、医療・介護分野の皆さんも大変なご苦労の中で業務を行う日々が続きました。こうした状況に際し、UAゼンセン本部は部門と連携しつつ、組合員の雇用と生活そして職場の安全を最大限図るため懸命に努力してきました。まだ影響の残る産業・業種もありますが、一日も早い「コロナ禍からの復興」を皆さんとともに成し遂げたいと思います。
日本の産業構造は他の先進国と同様、製造業中心型からサービス業中心型に変化しました。一方で、人口急減・超高齢社会の到来、デジタル技術革新、環境問題、そして新型コロナ禍を経た人々の行動変容などにより、今、サービス産業は急速な変化への対応を求められています。私たちはこうした時代の要請から決して目を背けることなく、むしろチャンスと捉え、産業の高度化を「人への投資」「労働者の地位向上」に連動させていく必要があります。働く仲間にとって魅力ある産業・業種の実現に向けて、これからも共に歩んで行きましょう!
結びに、貴部門と部門所属組合の益々のご発展、そして組合員の皆さんのご多幸を祈念し、「10周年記念誌」発行に際してのメッセージとさせて頂きます。
部門結成10年おめでとうございます。
結成準備の事務局、そしてその後書記局として6年間、総合サービス部門の運営に携わりました。
総合サービス部門は822組合、組合員392,553人で結成しました。食品製造や多種多様なサービス業で働く組合員の皆さんが集まり、まさにUAゼンセンの縮図といえる部門となりました。
UIゼンセン同盟とJSDの組織統合によりUAゼンセンは結成されましたが、総合サービス部門にはUIゼンセン同盟のフード・サービス部会の所属組合、生活・総合産業部会の多くの所属組合、地方部会のサービス関係の所属組合、部会に所属していなかったNCCUとJSGU、そしてJSDの総合サービス部会所属のサービス関係の組合が結集しました。UAゼンセンの大きな特徴である産業・業種、働き方、組合規模、組合の力量や成熟度の多様性だけでなく、それぞれの産別や部会においてそれまで の歴史のなかで培われた運動スタイルの違いといった大きな特徴がありました。そのため、まず初めの大きな目標は「互いを知る」ことでした。部門執行委員会や部会運営委員会、専門委員会の後には毎回必ず懇親会をセットし、交流を深めました。個性豊かなリーダーが集まっていたこともあり、徐々に実際の会議の場でも侃々諤々、ときには厳しい意見をたたかわせるようになっていきました。
そのなかで徐々に、お互いの違いを理解し、認め合い、高め合っていくという風土ができていったように思います。今も総合サービス部門で言われている「顔合わせ、心合わせ、力合わせ」という言葉を日々の活動のなかで実感しました。加えて、部門に所属する組合のなかには、結成から月日が経っていない組合も多く、またサービス業という事業形態からも日々の組合活動がやりづらい組合もありました。そうしたなかで、部門所属組合を平均だけで捉えるのではなく、一つひとつの組合の特徴をよく見て、その組合にあったやり方で活動に落とし込んでいくこと
が大切だということも強く感じ ました。それが組合の成長につながり、ひいては総合サービス部門、そしてUAゼンセン全体の底上げにつながっていくものと今でも確信しています。
このことは私自身の今の運動の進め方に大きく役立っています。
次なる10年に向けて「総合サービス部門らしさ」をしっかりと継承しながら、部門ならびに所属組合の皆さんがますます成長、発展されますことを祈念申し上げます。